Linux用のZFSファイルシステムのネイティブサポートを実装

Apache Webサーバーの元主要開発者であるBrian Belendorfは、Linux用のZFSファイルシステム(Zettabyte File System)のネイティブサポートを実装するプロジェクトの新しいバージョンを導入しました



このファイルシステムは、元はSun MicrosystemsがSolarisオペレーティングシステム用に作成したものです。 大量のデータをサポートし、ファイルシステムの概念と論理ディスクおよび物理メディアのマネージャー、ディスク上の革新的なデータ構造、軽量ファイルシステム、ストレージボリュームのシンプルな管理を組み合わせています。



FUSEサブシステムを介してユーザーレベルで動作するZFS-FUSEシステムとは異なり、新しいプロジェクトはLinuxカーネルモジュールとして実装されます。 LinuxカーネルへのZFSコードの統合は、GPLv2ライセンスとCDDLライセンスの非互換性により防止されます。これにより、これらのライセンスでコードが混在する可能性が排除されます。 この制限を回避するために、Belendorfは、CDDLライセンスの下で製品全体を、カーネルとは別に提供されるLinuxカーネルに個別にダウンロード可能なモジュールとして配布することにしました。



これまでのLinux用ZFSモジュールは、 64ビットビルドでのみ機能します。 現在、このモジュールは、SPA(ストレージプールアロケーター)、DMU(データ管理ユニット)、ZPL(ZFS POSIXレイヤー)、ZVOL(ZFSエミュレートボリューム)などの機能を完全に機能的かつ安定的にサポートしています。 テストには、RHEL、CentOS、Fedora、Ubuntuなどのディストリビューションが使用されます。



組み立ておよびインストール手順はこちらです。



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