前回の記事では、 Visual Studio 2012の Web開発者がHTML / CSSおよびJavaScriptコードを操作するための革新について学ぶことができました。 WebFormsエディターは、これらのすべての革新に対するサポートも受けました。 さらに、WebFormsの編集に固有の新機能が追加されました。
この記事では、このフレームワークでの作業をより便利で効率的にするWebFormsエディターの革新について説明します。
テキストエディターのスマートタスク
当初から、WebFormsエディターは、マークアップを操作するための2つのオプションを提供していました。コードエディターとビジュアルページデザイナーです。 多くの理由から、ほとんどの開発者は、通常のコードエディターを使用してマークアップを操作することを選択します。
ただし、ページデザイナには、コードを非常に迅速に生成し、データをコントロールに関連付けるなどを可能にする便利な機能が1つありました。このメカニズムはスマートタスクと呼ばれます。 これはおそらく唯一の機能であったため、ビジュアルエディタに切り替えるのが理にかなっている場合がありました。
Visual Studio 2012では、スマートタスクのサポートがテキストエディターに直接追加されたため、ビジュアルデザイナーについてはいつまでも忘れることができます(図1)。
図1 WebFormsテキストエディターのSmartTasks
ユーザーコントロールに抽出
Visual Studio 2012のWebFormsエディターのもう1つの便利な機能は、「ユーザーコントロールに抽出」機能です。この機能により、1つのコマンドでコードを選択し、ASP.NET WebFormsコントロールに変換できます(図2)。
図 2.ユーザーコントロールへの関数抽出
サーバー挿入のIntelliSense
Visual Studio 2012は、プレーンHTMLのサーバー側コード挿入でIntelliSenseの待望のサポートを導入しました。 以前は、このサポートはサーバーコントロールのコードのみでした(図3)。
図3 サーバー挿入でのIntelliSenseサポート
イベントハンドラーの生成
WebFormsエディターに追加されたもう1つの便利な機能は、コードエディターで直接ASP.NETコントロールイベントハンドラーを生成できることです(図4)。
図4 イベントハンドラーの生成
この場合、対応するイベントハンドラメソッドは、対応する分離コードファイルに自動的に生成されます。
おわりに
Visual Studio 2012のASP.NET WebFormsエディターは、開発者がWebFormsページマークアップコードをより速く、より効率的に書くことを可能にするいくつかの便利な革新を受け取りました。
テキストエディター内のスマートタスクのサポートにより、ASP.NETページのビジュアルデザイナーを完全に放棄し、テキストエディターでコード自動生成の強力な機能に直接アクセスできます。